まずは、第5回サロンコンサートが滞りなく終了いたしましたことを、お知らせ申し上げます。

今回も、演奏してくださった方はもちろん、スタッフの皆様、そして何よりお越し下さった皆様のおかげで大変すばらしいコンサートとなりました。

改めまして、心より御礼申し上げます。

さて、今回のサロンコンサートでは、アメリカを拠点に世界でご活躍中でいらっしゃるヴァイオリニストのフランシスコ・フラナさんにお越しいただき、素晴らしい音の世界を披露していただきました。

生で聴いてこそ、その真価を感じられるフラナさんの卓越した技量とそこから生まれる音の連なり。

自然と湧き上がってくる音が織り紡ぐビロードのような音楽のうねりは、当スタジオ内に満ちて、聴く人の心ごと包み込んで深い抒情性に満ち溢れていました。

情熱の炎が感じられる力強い演奏であるにもかかわらず、常に優しさを身にまとい荒っぽくならないその技術。

そして、そのはずむ息遣いとチャーミングな笑顔が、音楽というものの原点である「音を楽しむ」という精神をしっかりと体現なさっていて、本当にワクワクする演奏でした。

それは、フラナさんの奏でる音楽に魅了される、そんなひと時だったのかもしれません。

また、急なお願いにもかかわらず、快く伴奏を引き受けてくださり、サロン音楽的な小品を３曲アットホームな響きで奏でてくださった平吹志保さん、本当にありがとうございました。

おかげでまた一つ、このスタジオに、素敵な音楽の記憶を刻むことができました。

最後に重ねてになりますが、演奏者の皆様、スタッフの皆様、お越し下さった皆様、こんなにも素晴らしい瞬間をくださった音楽の神様に、心より感謝申し上げます。

そして、またこのような素敵な瞬間を迎えることができるよう、私どもも努力してまいります。

ありがとうございました。