2017年9月11日。
この日はとても素晴らしい体験をすることができました。
2017年第15回ルービンシュタイン国際ピアノコンクールで優勝　２位　ファイナリスト賞を収められた方々が、練習に訪れてくださいました。
シモン·ネーリングさん　ダニエル·チョバヌさん　エフゲニー・ヨントフさんのお三方です。
そして、練習を拝見していて、その実力者たるゆえんをしっかりと感じることができました。
というのも、一つ一つの動作に気迫と細やかな心配りが感じられ、そのひたむきな姿勢は、お三方の産み出す素晴らしい音色のまさに根元であると感じられるものだったからです。
ピアノの音というのは時に優雅で清澄で、人の心を揺さぶる洗練された音の芸術品です。
しかし、そんな芸術品である音を奏で産み出すためには、そのためのひたむきな努力とたゆまぬ研鑽があればこそだと、再認識させられる体験でした。
しかも、お三方、そのお人柄は圧倒的なオーラとは裏腹にユーモアにあふれる魅力的なお人柄で
同時に、そのお人柄もまた、美しい音楽を奏でるためには必要なんだと、心から納得させられる時間でした。
そんな姿を通して、きっとこれからも、ピアノを通じて音楽の世界でますますご活躍なされるだろうことを確信するとともに、そうあることを心から願わずにはいられない、そんなひと時でした。
またこのような機会が訪れますことを、心待ちにしております。