この度アンドビジョンさん主催によるSchola Cantorum de Paris（スコラ·カントルム）·conservatoire a rayonnement  regional  de paris（パリ地方音楽院）教授によるマスタークラス及びスコラ·カントルム入学オーディションが当スタジオで開催されました。
29日（月）30日（火）の両日　10：00〜19:30までのレッスンが満席となり盛会のうちに終了いたしました。
さて、レッスンでは、ビリー·エイディ教授によるきめ細やかな指導に驚きと感動を覚える、そんな時間を過ごすことができました。
一人一人の特徴や個性から、的確にポイントを導き出して行われる具体的な指導。
その一つ一つに妥協はなく、細かいポイントであっても丁寧にかみ砕いて指導をなさっている様子は感動的ですらあり、受講者の皆さんの演奏が変化してく様子がありありとわかるのです。
それは、その成果として、受講生の皆さんたちの産み出す音から、音を作るコツを理解してきていることがはっきりと感じられるほど。
きっと、大切な基礎から応用に至るまで、今後の演奏家としての在り方の参考になることばかりだったに違いありません。また、時折、サッと奏でてくださった先生の作り出す音は、まるで百面相のように刻一刻とその色を変え、包み込むようなその音色からは、そのままどこか遠くへ連れていかれるような錯覚さえ感じるものでした。
そんな、素敵な体験に満たされた今回のこの経験は、わたくし同様、受講生の皆さんたちにとっても忘れられない経験となったはずです。この経験をしっかりと生かして、今回参加された皆様の今後の発展を祈らずにはいられません。
また、こんなに貴重な時間を与えてくださったビリー·エイディ教授並びにアンドビジョンスタッフの皆様には、心からの感謝と、そして今後のご発展をお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。
得難い体験を、きっといつまでも忘れない、この文章を綴りながら、今そう思っております。